いんたーねっと日記

141文字以上のものを書くところ

はじめての自炊生活

久しぶりに実家に帰ったら家族や親戚からやたらと食事について聞かれた。衣食住に問題があれば、衣は直接会えば見た目でわかるし、住は引っ越す前にさんざん間取り図や地図を見ているけれど、食は適当にカップ麺でも食べてれば外見には出てこないからいちばん心配になるのかもしれない。食事を作るたびなるべく写真を残してるので、それを何枚か見せて自炊していることをアピールしたりした。
麻婆豆腐
自炊といえば、先日「自炊は実は高コスト」なんていう話があったりして驚いた。僕は冷蔵庫や電子レンジが貰いものだったり二人暮らしだったりするのでだいぶ状況は違うけれども、材料費はだいたい一人一食あたり200円から500円台に抑えられているはずだし*1、自炊が絶対に高コストだとは言えないんじゃないかと思っている。

初期投資について

例のまとめにも挙げられている初期投資ですが、自炊するのに最低限必要な道具はそこまで多くないはず。家電もキッチン用品もピンキリなのでいいものを買おうとするとお金はいくらあっても足りないわけですが、これまであまり料理をしてこなかった人がいきなり高級品を買ってもあまり意味がないので、とりあえず安物を押さえてから余裕ができたころにステップアップを考えるくらいでいいと思う。

  • 電子レンジ 1万円以下〜
  • 炊飯器 1万円以下〜
  • 冷蔵庫 2万円以下〜
  • 2口ガスコンロ 2万円ぐらい〜
  • 鍋 1000円以下〜
  • フライパン 1000円以下〜
  • 食器・さいばし・お玉・フライ返し・ボールなど それぞれ100〜1000円

上に挙げたようなものは最低限必要だと思いますが、初期投資を抑えたいならコンロは1口にするとかカセットコンロなんかで我慢する方法もあるし、いちばん下に挙げたものなんて100円ショップで揃う。大学生が入学時に買うような一人暮らし家電は卒業と同時にリサイクルショップに大量にドナドナされるので中古も狙い目です。キッチンの小物なんかは多くの場合他のもので代用できるし、とにかく切って煮て焼いて食うために必要なものを揃えてあとは必要が出たときにというつもりでいればそれでいいでしょう。
自炊するしないに関わらず、電子レンジや冷蔵庫は冷めたコンビニ飯を食べたり飲み物を飲んだりするのに欲しくなると思うので、自炊のためだけの初期投資に数えるのはどうかなとも思う。
お金をかけるとすればまずは冷蔵庫で、食材をまともに保存しようと思ったらどうしても大きいものが必要だし、大きくなるほど冷凍室の温度を入れるものにあわせて細かく調節できたり自動で氷を作ってくれたり買ってきた長ネギをそのまま入れられたりして便利だけど高いです。そして撤去も面倒なのでなるべく最初に買ったものをずっと使いたい。ガスコンロもちゃんと自炊する気があるなら2口のほうがいいと思う。

材料費について

はてブのコメント欄にも書いた話ですが、野菜やこま切れ肉はまとめ買いをしてちょろちょろ使うようにすればそこそこ安くなる。例のまとめにあった「計算した」というのはそういう、多めに買ってストックしたり安いときに買っておくようなテクニックを考慮していないんじゃないかと少し心配。特にじゃがいもや玉ねぎやにんにくは冷蔵庫に入れなくても長持ちするし、たくさん買うと安くなるというのがいちばん実感しやすいものじゃないかと思う。何もないところから献立を考えるのは難しいし、今家にある物から何を作ろうか考えられるという点も買いだめの利点だと思う。
僕の場合は家に残っているものや、セールで安くなっている食材をクックパッドの検索窓に入れまくって献立を決めるというのをよくやっています。それでも思いつかないときは適当に野菜を炒めてごまかしたりもする。
遅めの時間のスーパーのお惣菜半額を狙うという手もあるけど、そういう時間に行けなかったりすると残念な思いをすることもあるので、おいしそうなものが値引かれていたらちょっと手間が省けてラッキー、というくらいに思っておけばいいと思います。あと、週末には平日なら売れ残っているようなお惣菜が完全に売り切れたりする現象が発生するのも怖い。

手間について

「料理準備したり片付けたりしてる時間を時給に換算してうんぬんかんぬん」という人は、寝るときと食べてるとき以外ずっとバイトなり内職なりをする生活をしてお金をたくさん稼いでください。
個人的には掃除や洗濯のほうが手間だと思っています。

料理が下手・やったことない

たぶんこれが面倒くささと並んで自炊を妨げる要因なんじゃないかと思うわけですが、とにかく簡単そうに書いてある料理本のマネをしてみるとかしながら慣れていくしかないと思います。
太一×ケンタロウ 男子ごはんの本
僕は頻繁に料理をするようになってからだんだんどういう味付けをすればどういう味になるのかがわかってきて、ファミレスや定食屋の料理を食べながら「こういう味付けをすればこういう味になるのか」みたいなことを考える癖がついたりしたので、外食を研究してみるのもいいかもしれません。
おろしなめこかき揚げそば
僕が自炊をしているのは経済的な理由がいちばん大きいですが、外で食べると野菜をもっと食べたいと思ったり、量に不満があったりすることも多いので食べたあとの満足度も自炊のほうが大きいと思います。たしかに手間だけれどもやっていて楽しいので続いている面もあると思います。

*1:ちゃんと計算していない

残ったカレーはカレーうどんに

カレーうどん
一晩おいたカレーはおいしいと言うけれど、余ったカレーを翌日の昼ごはんにカレーうどんにすると、粘性が減るぶん鍋を洗うのが(少し)楽になる。
カレーうどんのつゆは残りもののカレーをめんつゆと水でのばして作る。かけつゆよりだいぶ薄いくらいの比率で水とめんつゆを加え、加熱して味をみながら調整する。最初にかけつゆぐらいの比率で加えてみたらかなりめんつゆが勝ってしまって、だいぶ薄めざるを得なかった。とろみが欲しければ水溶き片栗粉を加える。
引っ越す前、同居人の家の近くのスーパーには3玉96円のゆでうどんがあって、あまりの安さからよく食べていたのだけれども、今の家からいちばん近いスーパーではそういう値段のうどんは売られていない。太いうどんが好きなので乾麺のうどんよりゆでうどんのほうがいいと思っている以上、冷凍うどんを買い込むなどの対策が必要かなと思っている。
これまでカレーうどんを作るときはゆでうどんを袋から出してそのままカレーの中に放りこんでいたけれど、今回は別の鍋でゆでてから水でしめてみた。このほうがコシが出ておいしいと思う。

おいしいコーヒーを飲みたい

デロンギのコーヒーメーカー(こういうやつ)を使っていて、そろそろ粉で貰ったコーヒーもなくなってきたので、せっかくなら豆で買って挽こうと思ってミルを検索した。

amazonでコーヒーミル探したら手動のが多くてびっくりした

http://twitter.com/ymrl/status/10207961979

すっかり電動が主流なんだと思ってた

http://twitter.com/ymrl/status/10207971138

手動のほうが多いことに驚いていたら、手動のほうがいいと言われた

@ymrl 手動ミルは精神の混乱を治めることができるからイイヨー

http://twitter.com/makimoto/status/10208009637

@ymrl 手動はおちつくのでいいですよ。茶道みたいで。

http://twitter.com/ykZO/status/10208044942

コーヒーミルが電動なんて嫌だ、あれをごりごりするのが個人コーヒーにはよい

http://twitter.com/ykZO/status/10208069982

たしかに手で挽くのもいいんだろうけど、僕は朝起きて最初にカフェオレを作って飲む生活がしたいわけで、夕方ならまだしも朝にコーヒー挽きはじめるのは面倒な気がするのでやっぱり電動がいい。しかし電動のコーヒーマシンと電動のミルが並んでいるのはなんか邪魔な気がするし、自動化は正義なのでもう一緒にしてしまえばいいんじゃないのと思ってしまった。

もう豆と水を入れたら勝手に挽いてドリップしてくれる時代がきたっていいじゃないですかって思ったけど、そういうのもうあるな。サイゼリアのドリンクバーに。

http://twitter.com/ymrl/status/10208261951

紙コップの自販機というのもあるけど、砂糖とミルクを入れる機能まではいらないと思う。
そうしたらid:kambaraさんにこんなものがあるよと言われました。家庭に置けるサイズのものが実在することがわかるとはたしてこれを買うべきなのか、素直に電動ミルを買うべきなのか迷う……。

DeLonghi 全自動コーヒーマシン EAM1000BJA

DeLonghi 全自動コーヒーマシン EAM1000BJA



デロンギのほうはいま住んでる家の家賃一ヶ月ぶんに相当するのでおいておくとして、パナソニックのは安いし買えなくもない……。今使っているデロンギのはサーバーが真空ポットで保温に電気食わないところが気にいってるのも悩みどころ。

めんつゆがんもどき

うどんのつけつゆが余ったので、野菜とがんもどきを放りこんで煮た。
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余っためんつゆを少し水でのばして、そこに冷凍さといもとにんじんとたけのことがんもどきを入れて、落とし蓋をして煮た。落とし蓋をして煮含めたがんもどきってものすごく幸せ指数が高いと思いこんでる。
一回の食事で食べきれない量になったので、余った野菜はタッパーに入れて保存してある。

レジ袋、ゴミ

きのうのプライベートブランドの話といっしょに書こうと思ったけど書かなかった話。
最寄りのスーパーはレジ袋を断れば値引きをしてくれるので、買い物袋を持って行くようにしている。そうすると台所につかいもしないレジ袋が増えることもないし、わずかながら値引きされて懐にもやさしいし……と思っていた。
ところが袋を貰わなくなると今度は、家でゴミを捨てるときに困るようになってしまった。燃えるゴミは市指定のゴミ袋に入れるからいいけれど、プラスチックはビニール袋に入れて出すように指導されている。しかしスーパーの袋を貰う機会が少なくなってしまって丁度いい袋がない。これがかなり困る。プラスチックごみを入れるための袋をわざわざ買うとなると、スーパーのレジで袋を断って値引きされる額よりも高くなってしまいそうだしばかばかしい。
以前に環境保護運動を批判している本*1で「レジ袋は石油の数ある成分のなかで捨てられていたものから作られていたものだから、店も無料で配れるし、これを袋にしなかったらそのぶんの石油が無駄になってしまう。環境を大事にしたいのならもらったレジ袋を何度も使うべきだし、ましてや原料に石油が必要になるようなエコバッグをばんばん作るのはなおさらおかしい」というのを読んだことがあって、ゴミを入れる袋に悩んでいるときに思い出してしまった。この手の本はいろんな立場の人が別の立場の人におたがいトンデモトンデモと言いあっていたりして結局なにが正しいのかよくわからないのだけれども、ゴミを出す袋がないおかげでレジ袋もかならずしも悪ではないんだなということがよくわかった。なんだかんだ言って無料でもらえるビニール袋が最適な場面もあるわけで、値引きなんかのサービスのない店で使い勝手のよさそうな袋が貰えそうなときには貰ってもいいのかなと思った。
ところで、ゴミ箱に袋をかぶせて使っている人で、ゴミ袋が有料化されている地域に住んでいる人はいったいどの袋をゴミ箱にかぶせているんだろう。回収用の有料ゴミ袋をかぶせてしまうとその袋がいっぱいになるまでは回収に出すのはもったいない、けれども生ゴミは早く捨てたいというようなときに困るだろうし、ふつうのレジ袋みたいなのを使って、その袋を有料袋の中に入れるのもなんかムダっぽいし、やっぱりレジ袋を繰り返し何回も使うのが最適解なんだろうか。ちなみに僕は袋を入れずに直接ゴミ箱にゴミを入れて、回収のときに有料袋に移しています。

*1:たしか槌田敦氏の本だと思うのだけど……

さんまの梅煮

おとといあたりに作った。
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実家ではよくいわしを梅煮にしていたけれど、さんまで作ってみたら意外とおいしかったのでまた作ってみた。以前作ったときに参考にしたレシピののったページを失念してしまったので、今回はレシピ見ずに完全オリジナル。すこし味が濃かった。
材料は頭を落としてはらわたを抜いたさんま2匹、生姜1片、梅干し4個。煮汁は酒とみりんと醤油と砂糖とだしの素。だいたい醤油とみりんをおたま1杯、砂糖大さじ1半、あとはさんまを入れてひたひたになるくらいの量の酒。刻んだ生姜と軽く潰した梅干しを入れて、さんまは軽く熱湯をかけてから入れる。あとは落し蓋をして10分くらい煮るだけ。
せっかくグリル付きのコンロを買ったからそろそろ焼き魚にもチャレンジしたい。