いんたーねっと日記

141文字以上のものを書くところ

プライベートブランド

いまの家を選んだ理由のひとつに、スーパーマーケットが近くにあるからというのがあって、そのおかげで生活する上で必要なほとんどのものを徒歩数分の店で買うことができている。買い物にいくと余程のこだわりがないものならば、ふつうはいちばん安いものを買ってしまう。
大抵の場合、ある種類の商品のなかでいちばん安いものは、その店のプライベートブランド商品ばかりになってしまって、気付けば台所がプライベートブランドで埋まってしまう。きょうは昼ごはんに乾麺のうどん、きのうの鍋料理で少なくなっていたから醤油、そして引っ越ししてからまだ買ってなかったアルミホイルを買ったらぜんぶプライベートブランドだった。近隣住民の台所がこうして自社ブランドによって埋めつくされていくのか……と少し怖くなった。
実際のところプライベートブランドはそれぞれの商品専門の製造業者に小売店の本社が発注して、大量に仕入れることで安さが実現されているということは知っているので、プライベートブランドでなくなってもどうせ同じ製品を買うことになるんだろうとは思うけれど、小売店次第で製造委託先がころころ変わっていても気付かずに食べることになるのかなと思うとそれはちょっと嫌だなと思う。抗うことはできないけれど。