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いんたーねっと日記

141文字以上のものを書くところ

2014年の記事

2008年の記事

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ヨドバシカメラの記事を読んで「10年泥」というキーワードを思い出したのだけど、たぶんたまたま「10年泥」というキャッチーなキーワードがあっただけで、世の中のおじさんたちは常に若者に対してこういうことを言っていそうな気がする。

僕は大学院を出てからこの春でちょうど1年で、10年泥のように働かなければいけないとしたらそのうちの最初の1割が終わったのだけど、自分がいま下積みの泥の状態なのかということを考えるとまったくその実感はない。下積みで先輩の仕事をみて勉強します!みたいな状態の人を社内に置いておいて給料払えるような設立から間もないベンチャーはたぶん存在しないと思う。

10年前の世界がどんな感じだったかといえば、mixiとかfacebookがまだ小規模なSNSとして誕生したくらいの頃で、京セラのOpera搭載PHSが画期的な商品として受け入れられていた。たぶん10年後にはいま最先端だと思ってるものは「あの頃は××なんてあったよね」「流行ってたよね」みたいな扱いになっているだろうし、10年も下積みやりながら勉強しますなんて言っていたらいつまで経っても追いつけない気がする。現在ですら自分が最先端の技術やビジネスに追いつけているのか不安だし、気を緩めたらあっという間に「最近はやりの××はようわからん」みたいな状態になりそうな気がする。

たぶん10年かけてゆっくり成長するのがいい仕事もあるのだろうし、そういう仕事は10年後も存在してるんだと思う。どんなにITが進歩しても対人でいろいろする仕事とかなくならないだろうし、そういうところはたぶん長い期間かけて身につけた判断力とか交渉力とか、人間力みたいなやつが必要なんだろうと思う。技術者として生きているとそういう力は身につかないだろうし、10年後に技術者として生きていけるように最新で高度な技術を追いかけ続けるか、泥のように下積みして人間力みたいなやつを高めるしかないのだと思う。時間が経つのが怖い。