リュウゼツランの花が咲いた
家の近くの川に以前からすごく巨大な多肉植物が生えていて、ふだんは全く気にも留めないのだけど、このあいだふと見ると大くて高い幹が立っていた。しかもその上の方にはどうも花のようなものが見えていて、なんだこれは、と思った。最初にみつけたのは7月のおわりで、このときはまだ蕾だったのだけど、今は見事に花を咲かせている。あまり美しい花というわけではないのだけど。
下は7月末の、まだ開花前の写真。
数年前に住みだしたころからすごく立派な植物だとは思っていたのだけど種類もよくわからなくて、なんとなく葉の形がアロエに似ていたのでお化けアロエみたいに思っていた。あわてていろいろ調べてみると、これはもちろんアロエではなくて、リュウゼツランの仲間らしい。リュウゼツランといえばメキシコ原産で、テキーラの原料になる植物だということは知っていたのだけど、まさかこんな身近な場所に生えているとは思わなかった。
リュウゼツランの花は咲くまでに数十年かかるので、それがどういうわけか100年というふうに誇張されて「センチュリープラント」などと言われたりしているらしい。日本にもそこそこの数植わっていて、ちょうどこの時期に開花しているらしい。
- 淡路でアオノリュウゼツラン見頃 一度だけ開花 : 兵庫 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
- 「百年植物」アオノリュウゼツランが開花 - MSN産経ニュース
- 江の島ガーデンきろく :☆新着☆アオノリュウゼツラン開花状況 2012年8月6日更新 | 江の島シーキャンドル
リュウゼツランは一度花をつけるとその株は枯れてしまうらしいので、たぶんこれからしばらくはこの場所でリュウゼツランの花をみることはできないのだと思う。藤沢に住むのは今年で最後のつもりなのだけど、最後の最後ですこしいいものが見られた気分。